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会長ごあいさつ

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会員の皆さんが集える場、弘陵造船航空会 -会長に就任して-

弘陵造船航空会 新会長 阿部 孝三

弘陵造船航空会 新会長 阿部 孝三

令和2年5月の定例総会が中止となりましたが、役員会において皆様のご承認を得て、弘陵造船航空会会長に就任いたすことになりました。私は昭和47年3月に横浜国立大学・造船工学科を卒業し、その後船に関わる仕事に従事させていただいてきております。当会では平成30年度から珠久会長の下で副会長を務めて参りました。
社会情勢の大きな変化により、当会では平成31年3月のクラス幹事会以来、交流会や総会を含め主な会合が一切開催されていないという異常事態にあります。そのような中ではありますが、同窓会の皆様のご協力を得て,何とかこの大役を暫く勤めたいと存じますので何卒宜しくお願い申し上げます。

新型コロナウイルス汚染拡大とともに個人の生活と社会的活動が大幅に制限され、会員の皆様も大変ご苦労されておられると拝察いたします。現時点では、感染防止策や治療法が確立されているとは言えず、これまでにない医療体制の逼迫という現実と副次的に生じた広範かつ大規模な経済的損失にも直面させられることになりました。少なくともこの一二年は、どのような生活や社会活動までが許容されるのか手探りの状態です。
本来自由自適の生活に入られたはずの会員の方々も、現在働いておられる会員の方々も今後の生活の行く末、また職場の将来を案じておられるのではと拝察いたします。学生の皆さんは就職の問題や経済的困窮に頭を抱えられておられることでしょう。
当会としましては、会員の皆様からの貴重な会費の一部を使わせていただき、奨学金の授与や短期留学支援金授与などを通じて経済的支援を行って参りました。ただ、これまでは当会の財政規模を念頭に置き、これらの活動への拠出金額は限定的なものに止まっておりました。一方、現下の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、当会関連の学生から生活費に困窮する実態が伝えられるようになりました。困窮学生への支援は、本質的には国や自治体、大学等が大きな枠組みで対応すべきものと考えますが、必ずしも十分には、あるいはタイムリーには支援が行き届いていない面があると判断し、当会としてこの様な学生に対する迅速な経済的緊急支援を行うこととしました。「海洋空間のシステムデザイン教室」の学部生及び博士課程前期・後期の大学院生を対象にして、令和2年6月8日~19日に教室を通じて募集を行い、その結果12 名の応募者に対し一時支援金の支給を実施いたしました。会員の皆様からの貴重な会費を支援金に充当し、学生の皆さんから感謝の言葉が届いています。ここに会員の皆様のご協力に対しまして心からの謝意を表する次第です。誠に有難うございました。今後も続くと想定される現下の社会情勢を念頭に置きますと、同様な支援を行わなければならない事態が生じることも予想されます。その折にはまた皆様の温かいご理解・ご協力をお願いいたします。

この半世紀我が国では、1973年と1978年のオイルショック、1990年代のバブル崩壊、1995年の阪神淡路大震災、2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、2019年台風19号激甚災害、などによる、悲惨な人的経済的被害を経験してきました。これらの異変や災害を通じて、経済のゆがみ、社会資本の脆弱さ、異常時の社会的対応の貧弱さ、などを直視させられました。私たちは常に綱渡りを強いられているようでもあります。戦争をご体験された諸先輩方はより切迫した状況下でご苦労されたとは存じますが、今回の新型コロナウイルス汚染拡大の生活への影響も甚大に違いありません。

社会活動の中で、お互いの直接的な接触が制限されるにつれ疎外感が膨れるようになりそうです。これに対し、同窓会は利害関係のない結びつきですので、今後感情の発露の有益な場として一層活用できると思います。

「年をとる それはおのれの青春を 歳月の中で組織することだ」
(ポール・エリュアール、『途絶えざる詩II』(1935)所収。【大岡信訳 、『折々のうた 第十』大岡信〈おおおか・まこと〉編(岩波新書、1992年)】)

会員の皆様が組織された貴重なご体験や親睦・交流の様子をHPや会報への掲載をこれまで以上に積極的に行い、会員相互の結びつきを高めたいと思います。精神的・経済的な相互支援の場として広がっていくことに向け活動していきたいと考えております。令和元年の鳥養鶴雄氏そして令和2年の亀井俊郎氏(故人)と、ひきつづいての当教室からのプラウド卒業生の輩出のように、それぞれの皆様のご活躍は必ずや会員皆様を元気づけてくれることとなります。皆様のご活躍・ご健勝を願いつつ、皆様からのお便りや同窓会活動へのご提案を心よりお待ちいたします。

末筆となりましたが、前任の珠久会長様には、地方での交流会開催を手掛けられるなど会員同士の交流の革新にご尽力頂くと共に、ご自身の幅広い人的ネットワークに基づき総会・交流会・クラス幹事会等で絶大な指導力を発揮頂きました。2年間のご尽力に対し、会員の皆様に代わり厚く御礼申し上げる次第であります。なお珠久様には、本会相談役として今後もご指導を賜ります。

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